• Yoko Nogami

Toko Toko AT : Follow me on the Appalachian Trail ... Introduction

野上洋子



東京生まれ。芸術家。東京、西町インターナショナルスクール、アメリカ•フロリダ州の高校各卒業、ボストン大学芸術学部美術専攻。カルフォルニア、ロスアンジェルス在住壁画家 Judy Baca の元に壁画アシスタントとして壁画を学ぶ。ジョージア州•メーコンでの子育て期間中、フロリダに移住。南フロリダ州立大学院芸術学部、インターデシプリナリー•アート専攻、卒業。コンテンポラリー芸術家としての活動を主に、タンパ大学など大学講師として活動。フロリダ、セント•ピーターズバーグの芸術専門高等学校の美術学部長として勤める。その後、東ケンタッキー州のハインドマン市にあるアパラチアン•アーチザンセンターのアートデイレクターとして就任。美術に限らずオールドタイム音楽を手掛け、オピオイド中毒患者とアートを通してリハビリの援助をするプログラムなどを運営•企画。バンジョーやマウンテン•ダルシマーを習いながら古い独特なアパラチア文化と芸術の重要化に励む。日本の自然に似たアパラチアの山を日頃のように歩く中、2022年、2200マイルのアパラチアントレール、6ヶ月のスルー•ハイクに挑むことを決意。旅先各地を題材とした歩行記『歩』を始める。


ケンタッキー州•ジェラマイアに暮らす。


『歩』アパラチアントレール予定:

3月18日

ジョージア•スプリンガー山より出発

10月15日

終着地点:メイン州カターデイン山



14州を跨ぐトレールです。

ジョージアから北に向かうトレールはNOBO (North Boundの省略)と言い、出発はジョージア州続いて、ノースキャロライナ、テネシー、バージニア、ウェストバージニア、メリーランド、ペンシルバニア、ニュージャージー、ニューヨーク、コネチカット、マサチューセッツ、バーモント、ニューハンプシャーそして最後にメイン州に辿り着きます。2200マイル程のトレールです。


毎日平均して12マイルほどのスピードで歩かないと10月15日に閉山してしまうメイン州のカターデインに到着できません。

殆どのスルーハイカーはサポートチームのトレールボスと言う人がいます。ホームベースで残していく必要な用事、ペットの世話、郵便のアレンジ、緊急事態の対応などをしてくれる人です。わたしの場合は良きパートナー、バンジョー奏者のRandy Wilsonです。彼は定期的に私のペースに合わせて近くの街で小さいコンサートをしながら様子を見てくれたり、トレールボスをしてくれる予定です。


食べ物や必要なハイキング用具は3−5日ごとに下山する事が、最後のメイン州の100マイル以外、可能です。前もって定期的に下山する目的地に郵便局なりホテルやホステルに自分宛の小包を送る事もできます。または下山先の町にて買い物、洗濯などすることも可能です。


食事はとても粗末でほとんどのハイカーはラーメンや乾燥した食材を食べている次第。一番大切なのは適度のカロリーを取ること。1日に6000カロリーは必要。軽量でカロリーの詰まった食材。同時にいかに自分のリュックをどう軽くするかが勝負です。私は日本で仕入れた飯盒をハイク練習にて試すほか、いかに美味しい日本食を軽量簡単で作れるか研究中です。味噌汁は絶対いいですね!でもほとんどの人は夕方には料理も出来ないほどの疲労。温かい食事をギブアップし、コンロや鍋の目方を減らす人も沢山いるようです。またよくあるのがトレールマジックと言うボランチアの人達がトレールの道端で食べ物を配ると言う行事です。スルーハイクを完歩人達が多く、自分達がたくさんの人に助けられた事の恩返しとしてやっている人が沢山います。これは食べ物に限らず、車の送り迎え、時には自分の家にハイカーを泊めてあげるなど、今時のアメリカにこんな事があるの?っと思ってしまう、人間を見直すカルチャーがあるようです。


ジョージアの3月の冬のような気候から、真夏のニューヨーク近辺、そして寒いメインの秋と四季をまたいでの6ヶ月の長歩きでです。準備と用意がいかに成果を見せるか。体力よりも気力の戦いと聞いています。西海岸のパシフィックコーストトレールと異なり、登山人口の多いアパラチアントレールは中でも最も安全で、出会う登山仲間達が築く深い友情は有名です。独りで行っても一人でない、でも歩く気力は自分のもの。”Hike Your Own Hike” 『自分ならではのハイキングをしよう』がモットー。自分のことは自分にしか分からない。完歩しなくてもこのチャレンジに挑んだ人達は皆『生まれ変わる』と言われています。6ヶ月自分の生きるために必要なものは背中に背負っているギアーだけ。見つめ合うのは自分の体と気。この時間を持てることの感謝を忘れずに挑みます。


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